2021/02/05 13:44


1月23日に予定していたWSでしたが、あいにくの天気で延期、1月29日に開催されました。
当日は、晴天!まだまだ日陰ではふるえるほどの寒さでしたが、空は青く、気持ちのよい天気でした。
大倉山のお隣の地区、大曽根にお店のある【植物と暮らしの店 Planted】の三輪さんをお呼びして、冬の今、やるべき植物のお手入れについて教えていただきました。

三輪さんは、ナチュラリスティックガーデンが得意なガーデナーさんです。
ナチュラリスティックガーデンとは、今、ヨーロッパで広まっているガーデニング手法。人工的に作られたお花ばかりの庭ではなく、より、自然に近い環境を作っていくようなガーデニングです。いろんな種類の植物たちが、バランスよく植えられて、虫や鳥が集まってくる。そんな、生物多様性などのSDGSの話まで教えてくださいました。一年で苗が枯れてしまう一年草ではなく、宿根草を中心に、植物が枯れていく様子も四季として楽しむ。そして、地上では枯れていても、土の中で春に芽吹く準備をしている。そのような準備の時期に、どんな手入れをするのがよいか、実際に体験していただきがら、勉強しました。
三輪さんが植栽をする時、その場所の条件をまず確認するそうです。(近所の苗木屋さんに植物を買いに行く際も、この条件を伝えると、その土地にあったものを選んでいただけるそうですよ!)
1:日当たりはどうか?(日の当たる時間、季節、方角など)
2:土の状況は?(湿ってる?乾いてる?地植え?鉢植え?)
3:風通しはどうか?(風が通る場所?室内?)
土は呼吸をするものであり、微生物のすみかでもある。土の環境が整っていないと、植物も上手に育たない。
そういえば、去年の11月に、想の中庭の植栽をお願いした際、土の環境がよくないと、土を掘り起こして炭などを混ぜたりしながら、土質改良もおこなっていただきました。それまで、いつでも雨が降った後のようにジメジメしていた土地ですが、すっかり水捌けもよくなり、気持ちの良い空気が流れる空間になりました。
道具のことも教えていただきました。一番左の道具は「山菜ぼり」というスコップのようなもの。スコップよりも細くて長いのですが、使ってみるととても使いやすく、いろんな用途に使えて便利でした。
11月から、新芽が出てくる2月くらいまでの間に(新芽が出る前におこなうこと)、枯れたまま残ってしまっている苗先はハサミでカット。種になったまま枯れている部分(シードヘッドというそう)は、冬の景色として残してきたのですが、これもこのタイミングでカットしました。種は近くにパラパラと撒きます。どこでカットすればよいの?という質問には、芽がでてくる上!とのこと。苗自体が枯れてしまっているもの(とはいっても、土の中から新芽がでてくる)は、土の根元でカットしてよいそうで、どこに植えたのか分からなくなりそうであれば、根元から2、3cmのこしてカットするそうです。
そんなレクチャーを受けながら、みんなでお手入れした庭は、とてもすっきりとしました!
ここから、春にかけて新しい新芽が育ってくることでしょう。
ガーデニングは実験の繰り返し。どんどんやってみて、ダメだったらもう一度やり直す。その繰り返しで、その土地にあった植物を育てていくのがよいと言われていました。
今まで、ガーデニングといっても、水やり以外に何をすればいいんだろう?と思っていた超初心者の私でしたが、まず、どのように手をつけていって、どうすればよいのか?がわかりやすく学べたワークショップでした!
三輪さん、どうもありがとうございました。

帰りには、参加者さんのみなさんへ、pukutto食堂のお弁当&コーヒーをお持ち帰りいただきました。
本当は、食堂でわいわいお食事したかったのですが、コロナのため、断念。。。
早く感想を語り合いながら、交流できる時がくるとよいなあ。